« 家族で蔵見学 「田中屋酒造店」前半 | トップページ | 家族で蔵拝見 「角口酒造店」 »

2010年9月 7日 (火)

家族で蔵見学 「田中屋酒造店」後半

つづきから。

瓶洗浄機と詰め機。

Dscn3249

熱湯で洗浄し、そのまま瓶詰めラインへ。

Dscn3250

この機械でワンカップから1升瓶まで詰められる優れもの。

大手だと詰め機のサイズを切り替えるのに2時間くらいかかるみたいですが、これだと10分もあればサイズを変えられるので、短時間に色々なサイズが詰められて効率的。

これもあって色々なサイズ展開が出来ているみたい。

Dscn3253

瓶キタァー!

Dscn3254

お酒入りまーす!

この後、65度くらいで火入れされたお酒が即ボトルクーラー。

Dscn3251

「これでどのくらい冷えるんですか?」と聞くと、「これくらい」と出てきたばかりの瓶を触らせてくれる。

全く熱感はなく、おっ冷えてるという感じ。これなら火入れでもフレッシュ感が保てるのがよくわかる。

Dscn3257

すごいぜ、タチバナ!

この辺のマシーンのお値段は、各1,000万!!

宝くじで3億円当たったら、夏場飲む麦茶使用のラインに使いたいぜ!(散財)

そしてボトルクーラーの後のラインで、ラベル張り。

Dscn3255

イタリアンな機械で日本のよりも性能がよく、安いみたい。

Dscn3256

思わず触りたくなるノリの滝(笑)

ホワイトチョコじゃあ、ないんだぜ。

お次は、確か5度の冷蔵スペースへ。

Dscn3261

Dscn3260

この中にも窒素充填されたタンクがありました。

そして驚いたのは冬場はこの冷蔵庫も開けっ放しみたい。だって外の方が寒いくらいになるから。

さすが豪雪地帯・・・。

次は麹室へ。

Dscn3258

Dscn3262

ここに箱麹を6枚並べられます。

Dscn3263

Dscn3264

上の箱麹が建具屋さんに造ってもらったオリジナルの箱麹。レギュラー酒もこれで造ります。

なるほどねぇ~という仕組み。

そして移動。

この壁の奥がタンクのある場所。冬場はここを開けて冷気を入れます。

Dscn3265

Dscn3259

そしてここが洗濯機&乾燥機。

Dscn3266

「南部美人」さんが布などを毎日機械で洗っていると聞いて、取り入れたみたい。

元はシーツ等がたくさん出る病院用みたいです。酒造関係のメーカーもあるみたいですが、脱水が出来ずに洗うだけとか性能的にイマイチみたい。そして日本製は高い。

今はこの場所に洗濯機がありますが、以前は漬物樽スペースだった場所。今も少し置いてありますが、殆どは倉庫の方に置いてあるみたい。その漬けている粕漬けは、蔵で売っています。

Dscn3267

とこれで見学は終了。

また事務所に戻る。

ここで仕込み水のお話。

蔵に井戸はあったのだけれど、日本酒造りにはあまり向いていなくて、井戸の水を細工したり、上水道(この辺の上水道なので当然悪くはない)や近くに湧き水は色々あるので、その辺の水を採取して検査を何度もしてもらっていた。

たまたま蔵の営業の人が野沢温泉の方の酒屋さんで出されるお茶が美味いというので、そこで使っている湧き水も採取して検査してみたら、これが素晴らしいお水。

軟水でお酒造りにもピッタリ。

驚くのは、濾過せずそのままの水よりもフィルターで濾過した水のほうがわずかに数値(何の数値か忘れた)が高くなるほどピュアな水ということ。

水尾山の麓で汲んだ水だから「水尾」という商品名にした。

他でも汲んだ水や井戸水など検査数値の比較表なども見せてもらう。比べると、今の仕込水の数値は抜けてますね。

その他にも造りの前に杜氏さんに渡す、(多分21BYの)お酒の製造スケジュールやお酒毎のコンセプトや数値目標なども見せてもらう。造りの部分ではなく、これをこうすることによって、こうなる的な話。

泡アリ酵母にすることで、清掃などは大変だが数値を測らなくても見て判断出来るのは大きい。それに杜氏さんは、マメに数値を測らない人みたいだし(笑)

その杜氏さんは夏はアスパラ作りをしていていて、車ですぐの所に住んでいる。

とこんな話をしばらくしていたので、飽きたうちの子供は社長の奥様に遊んでもらっていました。ありがとうございます・・・。

そしてこの後は近所のとても美味しいうなぎ屋さんで昼を一緒にと約束していたので、そちらで昼食を・・・。

その前に売店で気になる商品があるので、色々聞いてみる。見たことも聞いたこともないお酒は、地元の数件の酒屋さんや1件の酒屋さんと蔵元のみの販売のお酒。ですので、ネットでも見たことないし、この辺に来ないと買えないお酒みたい。

ここは試飲もできるし、吐器もあるので、せっかくだからきき酒させてもらう♪

まずは、

「淡風」。ふむふむ・・・、夏酒らしい飲みやすさ。悪くないけど、きき酒だと半可通には少々物足りない感じ。

「夏誂え」。おっ、これ美味い!加水されていても、コクがあってこれいいなぁ~。

「純吟にごり」。春先のお酒なので、評価が難しいところですが、にごりの影響か純吟にある華やかさはあまり感じない。オリが多くて、水尾の良さを感じないかもという印象。

「特純ひやおろし」。おっ、これは美味い!凄いバランスのよさ。今年は度数を1度落としたと言っていたけど、ベストバランス!

他にも「父の酒」という「一味」の一度火入れ版もあったりして、買って帰りたかったのですが、「夏誂え」も「父の酒」も在庫はなし。う~ん、残念・・・。

何を買って帰るかはまた後にして、うなぎ屋さんへ移動。

 

歩いて1分ほどにある「うなぎ専門店 本多」

Dscn3269

平日のお昼前なのに、もう混んでいます。

2階の座敷へ移動し、マッタリ。

しばらくすると、肝焼き。

Dscn3270

メチャ美味い♪

肝自体が上品で旨味が濃い。タレもさっぱりなので、酒のアテにピッタリでしょ!

う~ん、「水尾」の特本か特純を飲ませてくれ・・・。

そしてしばらくすると、うな重登場。

Dscn3271

寄ってみた。

Dscn3272

もうねぇ、ふっくらしているのに旨味は全然抜けていなくて、年寄りもバクバク食べてしまううな重。

お米は地元の契約栽培で当然美味い!

ホント美味いわぁ・・・。

社長が東京に住んでいたときに、うなぎ食べたくてお店に行っても、ここよりも美味しいうなぎはなかったと言うだけある。

小さいときから、ここのうなぎ食べていたら、うなぎハードルはそりゃ高いよ(苦笑)

今この記事書いているときでも、また食べたくなっている位の中毒性。

ここで野沢温泉にある酒屋さんの試飲販売の話などを聞く。

そこでの試飲販売はお土産用などで買われる人が多く、小さいサイズがよく売れる。そこで新商品などを試飲販売し、評判が良いとか売れるお酒は、商品として残っていくみたい。

そこでウケないのは、まず失敗。

確かに野沢温泉に来ている人はお酒好きだけでもないし、ましてや日本酒好きばかりでもない訳で、そこで売れる商品というのは当然魅力がある訳だよなぁ。

そこでお土産で買ったり、飲んだりすれば、野沢温泉で飲んだ・買った「水尾」という地酒が美味しいという一般人の口コミにもなるし、それは大きい。しかも全国から観光客(スキー客)がくる名所だしね。

マニアや興味ある人しかこないイベントで試飲していても、限られたパイの取り合いでしかないし、参加者はいつも同じ人ばかりで狭いもんなぁ・・・。

大体デパートとかの試飲販売だと、試飲したら買わなきゃ・・・みたいな雰囲気で半可通も試飲しないことが多いけど、野沢温泉みたいな観光客がブラブラとお土産買う&飲み歩く場所にある酒屋さんの店頭試飲販売だと、お土産コーナーの試食感覚で試飲してくれて色々な人が飲んでくれるだろうし・・・。

別に不味かったら買わなくてもいいや的な雰囲気だと、試飲しやすいですよね。

金紋錦を使っている蔵は現在7社。ただ金紋錦を使ったお酒はあっても、主軸にしているのは田中屋酒造店くらいなので、収穫された金紋錦の7割(確か)ほどは「水尾」のお酒になっているみたい。

そんなこんなで色々お話し、蔵に戻る。

美味しいうなぎ、ごちそうさまでした!

 

蔵へ戻る途中に、倉庫の中も見せてもらう。

Dscn3273

これに仕込水を汲んできます。

Dscn3275

釜と確か洗米に使うやつ。

Dscn3276

0度以下になる冷蔵庫。生系はこちらに入っています。

Dscn3277

これが熱交換器。

65度30度のお酒が交差して、シュ~(意味わからん)

とまぁこんな感じで、見せてもらい、蔵の販売所へ戻る。

数種のお酒とお猪口に粕漬け(色々ミックス)を購入。

Dscn3350

Dscn3381

これは白瓜。

 

とまぁこの辺で蔵を後にする。

田中社長お忙しい中、案内していただきありがとうございました!そしてご馳走様でした!

奥様、お母様、仕事中なのに、子供の相手をしていただきありがとうございました!

蔵のスタッフの方々、仕事中お邪魔しましてご迷惑をおかけしました!

蔵へ実際に行ってみると、レギュラー酒など下のクラスからなんで美味いのかわかりましたね。造り、管理が素晴らしい。

益々「水尾」のファンになってしまいましたよ。

飯山に新幹線が通ったら、新幹線で飯山まで行き、蔵でグビグビと飲む試飲をして、その後、うなぎ屋さんでパクパク食べて「水尾」のお酒をグイグイ飲んでやるぞ♪(予算の都合上日帰り)

つづく

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ

blogram投票ボタン

|

« 家族で蔵見学 「田中屋酒造店」前半 | トップページ | 家族で蔵拝見 「角口酒造店」 »

2010 蔵見学&蔵拝見」カテゴリの記事

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

日本酒」カテゴリの記事

コメント

ウ──
ウ───
ウ━━━━ッ
ウーナーギーお━━いしー♪
いーいーやーまー♪♪

ん…あれ? “うさぎ美味しい”やったっけ?


>「淡風」
>きき酒だと半可通には少々物足りない
この商品は、いらないと思います。
水尾らしくないし、夏酒のコンセプトを盛大に外した代表格が水尾だなんて悔しいです。

>「夏誂え」
>加水されていても
香雪加水希望(^^v

>「特純ひやおろし」
>凄いバランスのよさ
これも、加水の方が良いと思ってました。
ただ、意見しても、納得するのに数年掛けるし田中社長(^^;

>中毒性
酒込みで、千駄木とどっちが毒性強いですぅ?

投稿: みトールすじ君 | 2010年9月 7日 (火) 23時05分

みトールすじ君さん

>━━━━
太い線がださせるなんて初めて知った…。

>「淡風」
利酒時はトールさんと同じ感想だったのですが、家で飲んでみると悪くないんですよね。
薄ら甘い夏酒ではないし、夏野菜と飲むと非常に合う。
瑞々しい酸と金紋らしいコクはあるので、ダラダラと食べて飲むには、これくらいでもいいかもって感じです。

>どっちが毒性強い
うなぎを食べに行くとなったら、飯山です。
ただ千駄木はツマミも美味いし、お酒の充実具合は半端ないので、毒性のタイプが違いますよ(苦笑)

投稿: 半可通 | 2010年9月 8日 (水) 09時38分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1346789/36534424

この記事へのトラックバック一覧です: 家族で蔵見学 「田中屋酒造店」後半:

« 家族で蔵見学 「田中屋酒造店」前半 | トップページ | 家族で蔵拝見 「角口酒造店」 »