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2010年9月 6日 (月)

家族で蔵見学 「田中屋酒造店」前半

つづきから。

棚田を見た後は、千曲川を渡って「田中屋酒造店」へ向かう。

綺麗に整備された通り沿いに蔵はありました。

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駐車場が分からず、蔵の前に車を停め、中の人に駐車場の場所を聞くと、数十メートル離れたところに倉庫と駐車場があるとのことで、そこに車を停める。

上の写真はそこから撮ったもの。

倉庫はこんな感じ。

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蔵見学中は子供も退屈だと思ったので、「ママとその辺を散歩してる?」と子供に聞いてみると、「一緒に見る!」ということなので、家族三人で見学に(苦笑)

テクテク歩き再び蔵の入口へ。

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ちなみにこの入口の軒下の梁?の所に、鳥が巣を作らないように人形が挟まっています。何の人形かは、ご自分の目で確かめてくださいな。

そして建物に入る。

木の引き戸で手動かと思ったら、自動ドア(苦笑)

中は素敵な販売所。

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この時期でも意外に生系が多い。

そんなこんなでご挨拶をして、事務所の方でお茶をいただきながら社長さんとお話。

そこで出された麦茶が美味い!

仕込み水で作った麦茶なので、とてもやわらかく甘みを感じる。ホント水美味っ!という味わい。

お茶請けに出されたお母さま特製のきゅうりの漬物も旨味があって、これがまた美味い。きゅうりも自家製とおっしゃっていましたが、瑞々しいけど身が詰まっているという感じ。

ここで今の社長さんが蔵に戻ってきてからの話や、水で苦労した話など色々聞く。

酒造店というだけあって、元々はビールなどの日本酒以外のお酒も販売していた会社。

それを現社長が蔵に戻ってきたときに、それをやめた。今と違って当時はビールは売れていた時代なので周りは相当反対したみたいだけど、これからは本業の日本酒の製造の方でしっかりした物を造り、それを売っていかないと先はないと思ったみたいです。

日本酒を造っている会社なのに大手の日本酒まで置いていたみたいだし(苦笑)

そしてビールを卸していたお店などを近くの酒販店さんに振り分け、その代わり日本酒はうちのお酒を扱ってくださいねという感じで製造業のみにシフトしたみたい。

それと同時にここは日本酒を造っているんだぞ!と分からせるために、建物の外見だけでもそれっぽく改装。ついでに販売スペースを小さくし、事務所部分を広くした。

とまぁ他にも色々聞いたけど、書ききれないので、この辺で終り。

さぁ、蔵の中へ・・・。

まずは原料処理の場所。

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精米は大町にあるアルプス搗精所で精米してもらっている。ここは長野県の蔵がお金を出しあって造った施設。23億ほどかかったみたい。しかもその内の10億ほどは、見学施設も造ったので余計にかかったらしい。

その割に見学者は少ないみたいです(苦笑)

お米の蒸しはボイラーからの蒸気で蒸す。

そして、これ。

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このクレーンに布みたいのを付けて、そこに米を入れて水を張った容器?に降ろして、洗米するみたい。

そして道具を使ってジャバジャバと洗うとのこと。大吟や純吟は手洗いだけど、レギュラー酒とかはこれで洗う。

これの特徴は、タイムウォッチで時間をはかり、ボタン一つでクレーンを上げ下げ出来るので、限定吸水が一人で出来る事みたい。

でかい規模の限定吸水ですね(笑)

お次はサンダルに履き替え、タンクのある部屋。

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量を作っていた時代からタンク自体は大きくなかった(1,500キロ)ので、そのまま使っているとのこと。

この場所は、夏場はエアコンをかけて、20度設定。火入れのお酒などの貯蔵スペースにもなっています。

タンクの脇にはウォータージャケットを巻けるように、これがいくつもありました。

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再び違うサンダルに履き替えて、2階部分へ。

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一番奥が酒母室。

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現在は物置状態。

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そしてここの床に、30センチ×30センチサイズ位の板が外れるようになってる箇所があり、そこから下のタンクに酒母を投入出来るようになっていました。

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これは添タンク。

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そして幅が狭い足場(苦笑)

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ヤブタ。シリコンでゴム臭がしないやつですね。

大吟などは小さめの槽で絞るみたいですが、社長はあまり槽がいいとは思っていないみたい。空気に触れるし、酸が出やすいとのこと。

そしてレギュラーの生はわずかに炭素濾過するけど、特定名称酒はしない。

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こっちは密閉タンク。

ぶら下がっている管みたいのは、窒素ガスを充填する管。

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これが窒素ガス。

レギュラー酒なんかでも減った分を窒素充填し、常に空気に触れないように管理している。

そして、次へ移動。

つづきます。

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コメント

ついに、巡礼の旅もクライマックス(^^v

>販売所
ここに棲みたいです

>蔵に戻ってきてからの話
政権与党を率いるにふさわしい(^^;

一つ一つの製法や工程、設備投資など、小さなことから手を掛けてきた道程が酒の味として顕れ、
その歩みとともに酔っ払ってこれたことが、一ファンとしてとても嬉しいです。

投稿: トール | 2010年9月 6日 (月) 10時07分

トールさん

色々と合理性を大事にしている印象です。

手をかけているところが色々と面白く、世間一般的に良いのかな?と思っているものを懐疑的だったりするのも面白いです。

私的には出荷管理など、ここまで気を使っていたんだと驚きました。
会って話を聞くだけでは、充分ではないですね…。

投稿: 半可通 | 2010年9月 6日 (月) 20時49分

>会って話を聞くだけでは、充分ではない
私の見た限り、田中さんわざわざ遠回りしてるです
なので、あれこれ詳細を聞く気はないです
つーか、愚直すぎて頭痛くなるです

ただ、それが結果的に最短距離な気もするし、道草にとことん付き合ってやろうとも、
初めて逢った時から、そんな魅力を感じるです

ただ、木島平や飯山は心底行きてーです
現地で食すコシヒカリ&デルモンテの味や如何に!?

投稿: トール | 2010年9月 6日 (月) 23時15分

トールさん

造り関係は詳しくはないので、遠回りとかは分かりませんし、蔵見学中にあれこれ詳細を聞くことは私もないですよ。
ただ、何箇所か蔵見学に行くと、素人でも感じるところがあるんですよ。
そういうのを感じられるのが、蔵見学の楽しさです。

>現地で食す
野菜もメチャ美味いです。
道の駅で買った激安の枝豆やズッキーニが、旨味濃くてもっと買っておけば…と後悔。

投稿: 半可通 | 2010年9月 7日 (火) 09時44分

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